【恐怖体験】直箸 in 義実家
君は知っているか
直箸の恐怖を。
直箸というのは良くない事が多い。人の唾液には黄色ブドウ球菌という菌が含まれていて、この毒素は食中毒を引き起こす。
ヨーグルトのカップからスプーンを突っ込んで食べ残しておくとすぐに傷みやすくなるのはこれのせい。しかも加熱しても毒素はなくならない。
私は家の食卓にはお皿ごとに取り箸をつけているし、(そもそも各自のお皿に盛り付けてる)実家でもそういう風にして食べていた。
恐怖が訪れたのは結婚して初めてのお正月。
母から、初めてのお正月はできるだけ義実家にいなさいという言葉を丸呑みにし、3日間居座った迷惑な私たち夫婦。
おせち料理として冷凍のおせちを頼んでもらっていた。
今は宅配でおせちを頼めるのか。実家のおせちしか食べたことのない私はどんなおせちが来るんだろうと楽しみにしていた。
一日目
ドンッ
解凍されきっていないシャリシャリのおせちが食卓に出た。
重箱から皆が各自の箸でつついている。まじか。
軽いカルチャーショックを覚えながら私は皆に従って遠慮がちに自分の箸でつついた。
そして二日目
ドドンッ
これまだ食べるのか。まじか。
衝撃のカルチャーショックを覚えながらも、おせちをつつくふりをしていた。(しかもみんなあまり食べてなくてほとんど減ってない)
そして三日目
ドドドンッ
もう勘弁してください。さすがに皆がこねくり回したおせちを3日間も食べれません。雑菌を増やしているようなものではないか。なぜこんなことをする…?
「ロキソニンちゃん、遠慮しないで食べな!!」
な~んて言われても…
お願いだから遠慮させてください
お正月から厳しい修行になりました。
外食などで
こういう感じで出てくる大皿料理は私も他のおかずに箸を付けないように、直箸で取れるよ?でもおせちだよ?
栗きんとんや黒豆を直箸でマゼマゼはキツいわ~…
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うちは旦那が義両親を嫌っていて、義実家に行っても旦那はプイッとしていて話さないものだから、私は大変気を使って場を盛り上げております(´д`|||)
あのーこれね、毎日のお仕事よりかなりの重・労・働!!
結婚した当初は
「ロキソニンちゃん、何が食べたい?」
なんて義実家で聞かれたものなら、
「ファミレスで~」
などと謙虚に答えていましたが最近はこの重労働の素を取らなければ!と言った勢いで
「焼肉!!」
などと答えております。
そしてその焼肉に行った先に更なる罠が待ち受けています。
まずは当然の様に自分の箸で肉を取る義母!
「いやいや、お義母さん、そんなことしたら食中毒になりますよ?」
とやんわりと直箸を止めさせる私。(トング使えっての!)
義母が良いならどうでも良いんだけどさ、その箸で私たちの皿に取り分けるのはやめて!
(あーもうお義母さん、だから肉!なま焼けだって!生肉を2歳の息子に食わすなちゅうの!)
も~本当にやめて!!!
子供にお肉をあげるときなんて気を使って気を使って料理してるのにこんなところで台無しにされたくない。
(あーもうだから自分の箸で息子たちの食材を切らないで!)
私が子供に食べさせていると義母はお肉を焼いてくれますが、ほとんど生焼け。
私がお肉を焼く係りになると義母は子供たちに自分の箸で食べ物を食べさせてくれ、同じストローで飲み物を飲ませます。
楽しみだったはずの焼肉も地獄絵図となる。
わかるよ?たまに息子が来て、孫が来てついでに嫁が来て張り切って肉を焼いてくれるのは分かるけど。
でも義母さんの焼く肉生だから!生焼けのホルモン食っちまって大丈夫なのこれ。
義実家は二階建てで、二階に旦那が使っていた部屋があるんですがその部屋はほとんど使われていないらしく、階段を上ると私の顔ぐらいのほこりがどーんと鎮座しております。
たまに義祖母も誘って食事をしたりするんですが、義祖母は手当たり次第に色んなおかずを自分の箸でぶっ刺します。そしてそれを食べず別のを食べる(オイッ!!)
義実家宅は佃煮や漬け物も全部各自の取り箸で取る。
そしてそれを何日も食べてる…あのお正月のおせちも何日残っていたのか(((・・;)
料理の味見も当然おたまで味見して、それをまた鍋に戻す(  ̄▽ ̄)
私は義実家へ行くのが恐怖です。
そして恐怖は再び訪れた。
次男を妊娠中の時、私は長男と胃腸風にかかってしまい、それを聞きつけた義母が家に来てくれて鍋料理を振る舞ってくれた。
すごくありがたくて、出てきた鍋を義母、長男、私で囲んで食べようとしたそのとき。
直箸で食べられると困るので取り箸を渡した。
その取り箸は机に置かれ、当たり前のように直箸で黙々と食べる義母。胃腸風で気分が悪いのに さらに悪くなってしまった。もうやめてくれ。
義母が帰った後、家に帰ってきた旦那に鍋を食べるように促した。でも義母を嫌っている旦那は一切食べようともしない。
まじで?どうすんのさこれ…
材料がもったいないので泣きそうになりながら食べました。
こんなこと書いてごめんねお義母さん。
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