薬剤師ママの子育て応援ライフ!

1歳、2歳男子を子育て中!。転勤族妻で薬剤師のワーキングママです。育児や仕事のこと。

【2017年版】すぐにできる医療費節約術8選!~医療費を減らして国を守ろう!

 

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病院への受診代、薬代…1割負担や3割負担だとしても高いですよね。
今回はすぐにできる医療費節約術をご紹介します!

ジェネリック医薬品にする

特別な理由がないならジェネリックに変えましょう。
90日など長期間で処方されている場合は薬代が大幅な節約となります。年々種類もたくさん出てきているので変更できるものはないかドクターや薬剤師さんに相談してください。

診察時間を気にする

病院に行くのに時間を気にしたことはありますか?実は早朝、夜間、年末年始はいつもより高くなっています。

時間外加算

8時前と18時以降、土曜日は8時前と12時以降
1割負担の方で90円、3割負担の方で260円かかります。

休日加算

日曜日、祝日、年末年始
1割負担の方で250円、3割負担の方で750円かかります。

深夜加算

22時~6時
1割負担の方で480円、3割負担の方で1440円かかります。
(上記3点は初診の場合です。再診の場合はここまでではありませんが、それでも同じぐらいかかります。)

深夜加算は無茶苦茶高いですね(^_^;)出来れば避けたいところです。


上記は大きい病院や、病院が普段は開いてない時間にわざわざ開けてもらったら取られる加算。
次に紹介する分は結構取られている方が多いんではないでしょうか。

クリニックなど、規模の小さい町の病院のみが取れる加算。

8時前と18時以降、土曜日は12時~8時
1割負担の方で50円、3割負担の方で150円かかります。

調剤薬局も加算を取ります。

8時前と19時以降、土曜日は8時前と13時以降
1割負担の方で40円、3割負担の方で120円かかります。

つまり、土曜日の12時過ぎて町の病院に行ったら大体の人は余分に150円かかるということ!
そして病院でたくさん待たされて、薬局へ処方箋を持っていくのが13時以降になると、それだけで合計270円かかります( ̄▽ ̄;)(3割負担の場合)

平日は忙しいから土曜日しか病院に行けないって人は土曜日の午前中を狙いたいですね。

*上記にかかる医療費は、平日だけではなく、夜間や休日も開けている病院、薬局への手当てです。
かかってしまう分はご理解下さい。


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いきなり大きい病院に行くのは避ける

ちょっとした風邪で総合病院を受診するのは止めましょう!他の病院からの紹介状がなければ初診の場合、診察料とは別に5000円以上かかってしまいます。(金額は病院側で自由に決められます。)

*これはいきなり大きい病院に来る人を減らすためです。
大きい病院が混雑すれば、本当に必要な措置を受けなければいけない人が、受けられなくなる可能性があります。

気になる症状があれば、町の病院をまず受診し、紹介状をもらってください。

但し、救急の場合は特別料金は不用です。

お薬手帳を持って受診する

薬局にお薬手帳を提示すると1割負担の方で10円、3割負担の方で30円~40円安くなります。
他に飲んでいる薬との飲み合わせも見てもらって一石二鳥!
ぜひお薬手帳は持ち歩いて下さい。

ドラッグストアを上手く活用する

風邪で病院を受診したりしてませんか?
ドラッグストアで薬を買うことは受診代と時間の節約になります。


私は違和感を感じたら葛根湯を一回分飲みます。
授乳中でも飲めるし、肩こりにもいいのでこの飲み方はかなりおすすめ。
寝る前に飲むと翌日の朝はだいぶ楽になります。

葛根湯、痛み止め、総合の風邪薬は常備しておいていただきたいです。

今では医療用と同じ薬である一類医薬品も充実し、薬剤師がいるドラッグストア、薬局で販売されています。<主な一類医薬品>
・口唇ヘルペス治療薬
・抗アレルギー薬、花粉症薬
・膣カンジダ治療薬
・ニコチンパッチなどの禁煙パッチ
ロキソニンなどの痛み止め、シップ薬
・蚊よけのバポナ
・肝ぱん治療薬のトランシーノ
・発毛のリアップなど。

良く売れる商品を書き出しました。
もちろん他にもたくさんあります。

ドラッグストアの薬剤師、登録販売者に相談しながら市販の薬で対応できないようなら病院を受診しましょう!

生活習慣を大切にする

三大習慣病の高血圧、糖尿病、高脂血症
50歳を超えるとほとんどの方はいずれかの薬を飲んでいたり、中には全て飲んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

防げる病気は防ぎましょう。
適度な飲酒(ビールは中ビン1本、日本酒1合程度)、運動(毎日60分以上のウォーキング)、食事、禁煙で健康は作れます。
そんなの当たり前じゃんと思うかもしれませんが、現代の世の中は誘惑が多すぎて当たり前のことがなかなかできません。

もちろん今既に生活習慣病で病院にかかっている方も手遅れではありません。
努力で少しずつ飲む薬を減らしていきましょう!

かかる医療費は定期検診だけにしたいものです。

医療費控除を受ける

家族分合算で1年間にかかった医療費が10万円を超えた場合、確定申告をすると還付されます。
病院までの交通費や市販薬も対象となるので、領収書は取っておきましょう!

セルフメディケーション税制を利用する

2017年1月1日から始まりました。
対象となる市販薬の購入金額が1万2千円を超えた場合に還付されます。

全ての市販薬が対象ではないことと、医療費控除を受ける場合はセルフメディケーション税制を利用できないのでご注意下さい。
セルフメディケーション税制は自分の体の健康を自分で守っていると分かる方が対象です。
(特定健康診査、予防接種、定期健康診断、健康診断、がん検診を受けた方が対象。)

対象の市販薬は、ドラッグストア等のレシートに記載されています。
もちろん購入したレシートは取っておいて下さい。

最後に薬剤師からのお願い

以上のように医療費の自己負担を節約することは国からの医療費を節約することになります。
自己負担3割の人は国から7割、医療費を助けてもらっていますが、莫大な医療費でこのままでは国が破綻してしまいます。

2017年、現在の時点で高所得ではない一般の75歳以上の高齢者は1割の自己負担で済んでいますが、この先莫大な医療費のままであれば、私たちが75歳になる頃には3割負担のままであるかもしれません。


国の医療費負担がこれ以上高くなれば、毎月私たちのお給料から控除される保険料も今以上に高くなるかもしれません。
少しでも医療費を安くして、未来の活気溢れる日本を私たちの力で作り上げましょう!


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